楽天モバイル関連企業は連鎖倒産するのか?

楽天グループ大幅連続赤字

楽天グループの22年1〜3月期連結決算では、携帯電話事業部門の1350億円の大幅な営業赤字が重石となり、全体では1126億円の営業赤字を計上した。

基地局などの設備投資は当初計画の6000億円を上回り、1兆円規模に跳ね上がった。設備投資とメンテナンスは今後も継続するので負債は膨れ上がる。

楽天グループは携帯事業を本格的に開始してから2年が経ち、人口カバー率97%を達成、契約者数500万人を達成した。しかし、これは0円というキャッチフレーズのおかげ。

楽天の実店舗が他のキャリア同様に減ってきている。
公式サイトでのWEB購入スマホのサポートは一切しなかった楽天実店舗は不評だったので無くなってもさほどユーザーに影響はないかと思う。お年寄りのユーザーには不便かもしれない。

繋がりやすさ

楽天はプラチナバンドを持ってないので、他の3キャリアが繋がりやすい。
繋がりやすさを確保する為、KDDIの800MHz帯の4G回線をローミングした物を「パートナー回線」として提供しているが、やがて県単位で解約される予定。

もうひとつの繋がりやすさ
契約前と契約後のサポートの品質差が大きかった。契約前のサポート電話は直ぐ繋がるが、契約後の回線が開通しない、登録された状態にならないなどのトラブルへのサポート電話は繋がらないか長時間待たされるのが楽天モバイルだった。ユーザー数が激減した今は、繋がりやすくなってるのが皮肉。

通話品質

楽天モバイルの音声通話の品質が悪くて不評。通話中のどちらかの音声が無音だったり、ノイズが多かったりと使いづらい。

データ速度

Rakuten BIGで計測すると、下りは100Mbpsに近い数字が出るが、上りは5Mbps以下で1Mbpsを切ることも有る。しかも、電波が安定せず感度表示が動く。
計測場所から目視できる見通し100m程度の距離にRakutenの4G基地局あり。
4G基地局は最近建ったもので、5Gじゃないのが残念。楽天のエリアマップを見ていると人口の少ないエリアから5Gにしており、住宅密集地や繁華街は4Gが多い。

楽天ポイント問題

楽天市場は楽天モバイル開始直前から楽天ポイントの付与について改悪を続けてきた。既存ユーザーについては、どんどんサービスが悪くなる印象。

釣った魚に餌はあげない?

楽天グループの三木谷浩史会長兼社長は、「通信容量1GB未満の場合に無料」を7月1日より廃止し強制的に値上げプランへ移行させると発表し、今月実施された。

楽天モバイル「0円」廃止でも乗り換えない派が6割! その理由は?【MMD研究所】

7月の値上げの影響が少ない2ヶ月、実際に値上げされて楽天ポイントで穴埋め?される2ヶ月、7月1日という最初の山をクリアしても、あと2つの高い山が楽天モバイルには待ち構えている。

楽天モバイルが完全に値上げされる状態になる10月に何割のユーザーが楽天に残っているのか見もの。

データ容量無制限

これも怪しい
固定回線を持たずにインターネットを使用するにはデザリングという手法がありますが、1日10GB以上使用すると、「他のユーザーの通信を妨げる恐れがある」として通信制限にかかる可能性がある。

今残っているユーザーはデザリングを見直しているので、これに制限がかかると楽天に騙されたと言われることになりかねない。

通信制限を掛けた時点で、データ容量無制限は嘘だったという事になります。詐欺まがいですね

楽天モバイルのデザリングの宣伝
税込み月額3,278円で、デザリングにてインターネットを使い放題という宣伝です。
デザリング親機となるスマホ寿命は別の話として。

三木谷氏が公言したように「楽天モバイルが23年中に単月黒字化を達成できる」という見込みは無いでしょう。

楽天グループの黒字化最善策は、楽天モバイル設備の他社への売却ですが、基地局の方式が3キャリアと大きく違うので受けてくれる企業があるかどうか謎です。
なんで楽天モバイル事業を始めたのでしょうか?下手すると永久に赤字になる。

でも三木谷社長は必ず楽天を復活されると信じます。

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